統合失調症になったらどんな症状があるの?

陽性症状の幻覚

幻覚などの「陽性症状」と感情がおかしくなる「陰性症状」

 

統合失調症とは、思考や行動、感情などをまとめる能力が長期にわたって低下してしまう症状のことです。 統合失調症の方が訴える症状としては昔は分裂症等と言われたように、幻覚や妄想、幻聴などが多く、コミュニケーションがうまく取れず、生活に障害をきたすことが特徴です。 症状の分け方として、幻覚や妄想の陽性症状と、感情や反応が不適切になる陰性症状、その他の症状と分けることができます。 病気だという自覚が持てないのも症状の一つです。 なかなか一般的に理解されにくい症状が多く、常識がない、社会性がない、怠けていると誤解されることも多いことが非常に問題です。

 

統合失調症はどのように治療をする?

統合失調症の初期症状は?

 

初期症状としては、誰にでもあるような小さな変化から始まります。焦りや不安、イライラ、集中力の低下、感覚過敏などがあります。身体の症状としては、不眠、食欲不振、頭痛などの自律神経を中心とした症状が出やすくなります。鬱病や不安障害などと症状が似ているため、初期の状態では統合失調症と診断することができない場合もあります。再発を繰り返している方は、初期症状が毎回類似しているため、前触れとして早期発見の手がかりにもなります。

 

統合失調症はどのように治療をする?

 

統合失調症には様々な治療法があります。代表的な治療としては薬物療法があり、抗精神病薬によりドーパミンのバランスを整え、幻覚や妄想などの症状を改善していきます。ほかにも症状により、不安や抑うつを緩和する薬やよく眠れる薬などが処方されます。急性期には薬による治療が基本となりますが、これにより完治するものではありません。薬物治療により一時的に改善がみえても、薬の服用を個人的判断で中止してしまうと多くの場合が再発する恐れがあります。薬物療法とともに精神療法によるリハビリテーションも必要です。医師やカウンセラーと面接して対話することで気持ちを整え、病気とうまく付き合うコツを学びんでいきます。また農作業や創造的な作業を通して生活技術を高めていく作業療法などもあります。

統合失調症の陽性症状と陰性症状

統合失調症の陽性症状って何?

 

陽性症状は陰性症状とは逆で、心の中に異常な働きがみられることで、ドーパミンの過剰が原因と考えられます。
陽性症状は患者にとって非常に恐ろしく、つらいもので、これにより患者は消耗していきます。具体的には幻覚や幻聴、妄想、異常な興奮や緊張、独語や空笑など、誰が見ても明らかに異常とわかる表面的な症状です。通常は自分が病気であるとは認識できず、医者にかかるのが遅くなり症状が悪化する場合があります。

 

統合失調症の陰性症状って何?

 

統合失調症の陰性症状は心の中に通常存在する働きがみられず鈍っていることで、脳内の伝達物質であるドーパミン(Dopamine)が少なすぎて起きる脳の病気だといわれています。具体的には、引きこもり、意欲や集中力の低下、口をきかなくなる、異常に疲れやすくなる、人とのコミュニケーションがとれない、同じような行動や言葉を繰り返すなどの慢性的な症状がみられ、一見周囲からはただの怠慢ととられてしまうために本人にさらに精神的苦痛が生じる場合があります。また、そのような誤解により患者の社会復帰を大きく妨げることがあります。
抗精神病薬で改善がみられる陽性症状とは違い、陰性症状には薬の効果が低いとされています。


統合失調症の症状とドーパミン

やる気物質ドーパミン

ドーパミンというのは運動や学習に関係する神経物質でやる気物質なんて言われたりします。統合失調症というのは このドーパミンの異常現象だと考えられています。ドーパミンが過剰になると幻覚などの陽性反応が起こり、減少すると陰性反応が起こるとされています。
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